調色で見落としやすい、光源の違い。

【LCW LAB|知っているようで知らない、レザー塗装の科学。】
レザーリペアにおいて、調色は仕上がりの美しさを左右する重要な技術です。
しかし、正確に色を合わせたつもりでも、施工場所や時間帯によって、補修箇所の色が違って見えることがあります。
その原因の一つが、「光源の違い」です。
① 照明の種類による違い
自然光、蛍光灯、LED照明など、光源にはそれぞれ異なる光の特性があります。
さらに、同じLED照明でも、昼白色や電球色などによって色の見え方が変わります。
例えば、ある照明の下では自然に馴染んでいた補修箇所が、別の照明の下では赤みや黄みが強く感じられることがあります。
これは、光源が発する光の波長分布と、素材や塗膜による光の反射特性が関係しているためです。
② 昼と夜による違い
昼間の自然光で確認した色が、夜間の室内照明では違って見えることがあります。
また、自然光自体も時間帯や天候によって変化します。
昼間の作業場では色が合っていたのに、夜間の車内や室内では補修箇所が目立ってしまう。
このような現象は、調色した塗料そのものの色が変わったわけではなく、照明環境による見え方の違いである場合があります。
③ プロの調色で意識したいこと
大切なのは、一つの照明環境だけで色合わせを判断しないことです。
・昼間の自然光で確認する
・異なる種類の室内照明でも確認する
・昼と夜、それぞれの使用環境を考慮する
・塗膜の乾燥後に最終的な色を確認する
特に自動車内装や家具の補修では、実際に使用される環境での見え方も重要です。
「色を合わせる技術」とは、塗料を調色する技術だけではありません。
光源による色の見え方まで理解し、仕上がりを判断することも、プロの調色技術の一部だと私たちは考えています。
レザーカラーワークスでは、プロの施工現場で求められる調色性や作業性を追求し、レザーリペア専用塗料を独自に開発しています。
これからも塗料メーカーの視点から、レザー塗装の技術や材料について発信していきます。
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